2019-03-07 xnanax 小説 屋形船の灯りがひとつ まっすぐに流れる まだ 夜風心地良いよ 桜並木が こんもりと 包みこむ歩道を 二人で歩く 河岸は 夜はひとも 少なくなる あなたを見送って また見る景色は すこし違って さざ波立つ水面は いろんな光で キラキラと輝いている しばらく歩けば 自販機の光にかき消されて 僕は 現実に引き戻される 美しいものも 静かなものも 毎日の職場では なんの役にも立たない 戦場だからね それでも 花は 植物は そんなの関係なしに 存在して いまも苦しいかも知れない人たちとは 無関係に 美しく咲いて 風に揺れているよ @090607 1:26 mixi