無聊と僕と空孔と

頭の良い立派な人たちがいい世の中にしてくれるのを眺めるそんな場所

優しい世界

遥か昔

からだじゅうが 毛で埋まり

服で隠さないと 歩けなくなった

いつも一部分だけ 緊張して

わざと不機嫌な顔をして

ごまかしていた

 

 

世界中で ぼくだけ

どこまで歩いて行っても

ぼくだけ

掴まるものなんて どこにもなく

どこかで 神様とか

見ていてくれてるのかも

わからない

 

 

 

きみがぼくを見つめても

たぶん まったく信じない

 

ねこや犬や超生命体が

話しかけてきてくれたら

答えてあげる

 

 

自分とは全く逆のあなた

ぼくとはまったく反対の暮らしをして

人生を全うしている

 

ぼくは僕はそれでも

どこかに優しい世界があるんじゃないだろうかって

いまでも

探し続けている

 

 

どこかに 優しい世界があるんじゃないだろうかって

ずっと ずっと

探し続けているんだ